2017年7月29日土曜日

藤原新也写真展「沖ノ島」

BS朝日で放送した九州朝日放送制作「沖ノ島」の番組評を書くために、番組の主軸となった藤原新也氏の写真展に。時代は「SNSでシェアしてください」と「写真撮影OK」。世界遺産登録の理由がわかる。8/1まで日本橋高島屋。facebook | Likes:55 Comments:3


これを機に藤原新也の作品をじっくり鑑賞できたことがうれしい。番組の中でも「空気を写す」とか「静謐な羊水の中にいる」とか「集密の力を持った巨岩のある場所」とか文学的な表現がすばらしいが、「メメント・モリ」とか、80年代はじめのFUCUS連載のころ「東京漂流」とかに感じたもの凄さの共通項は明らかに「生と死」だ。「神宿る島」沖ノ島の中にその原点たる「生」を見出したのではないだろうか。