二子玉川の蔦屋家電2階で行われた写真集「洞窟探検家」(風濤社刊)の発売イベント。実は「世界最大級! ラオス絶景の未踏洞窟に挑む」と題した7/16のNHKの放送に興味を持って調べていたら、直に話が聞けるイベントがあるというので、行かなければならない3つの会合に不義理をしてまで出かけた次第。6/23〜7/10、世界中が注目したタイ北部の洞窟とは100kmしか離れていないラオス領内で、すでに3年前から準備していて、番組取材はあの騒動以前の3月。吉田さんたち8人の探検隊と取材班3人の荷物総量は1㌧に達し、オーバーチャージは110万円になったという。吉田さんが言うように、確かに前人未踏の快挙は無駄なルートの積み重ねと言えるし、「恐怖心が探究心を越えたときには潔く戻る」ことも大事だとも。やはり「探検家は冒険家ではない」という矜持のようなものを感じる。生と死の境界線、病気や排泄物、まだオープンにできない放送関連の話など、こういう話はいくつになってもワクワクして愉しいものだ。