2017年9月11日月曜日

「禅と骨」

試写会や封切りのタイミングが合わず、やっと「禅と骨」を観た。大作の予感がするのは、制作期間が8年だからではない。これは単に京都の禅僧の話ではなく、横浜・根岸で生まれた日系アメリカ人が横浜市民に問いかけたものであると、採算度外視の1000円の分厚いパンフレットの最後に書いてある。「横浜大空襲のときの悲惨な状況は、子どもたちに語り継がれているのでしょうか」と。悲惨な戦争を直接描かず、人間ヘンリ・ミトワを描くことでそのメッセージを伝えていて、最後にはその驚きの映像にやられる。写真は10日の横浜ニューテアトルのイベントを終えた辱知の縁の中村高寛監督と林海象プロデューサー。facebook | Likes:116 Comments:5 Share:3
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