2013年8月29日木曜日

TakeNotes | 意外な爪痕


石巻〜大船渡の素材を整理し終えて、Areareaのビデオクリップのレンダリング待ちをしながら、サン・ファン・バウティスタ号のことを調べ始めたら止まらなくなり、編集そっちのけで意外な爪痕をTakeNotes。 
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Areareaの石巻でのライブに同行した際の宿泊先に隣接した通称サン・ファン館、正式にはサン・ファン・バウティスタ号という400年前に伊達政宗が送った慶長遣欧使節の復元船のあるテーマパーク。あの津波には何とか耐えたものの、1カ月半後の暴風雨でフォアマストが根本から、メインマストも 1/3が折れてしまったという。現在、ようやくフォアマストが立ちあがり、10月の式典に向けて最後のメインマストの修復に取りかかっているところだ。宿のすぐ横には折れたマストが無造作に山積みされていた。地元の方には申し訳ないが、サン・ファン館を知らないわれわれには意外な爪痕と感じた。
それにしても年数に因縁を感じる。慶長三陸地震が東日本大震災の400年前の1611年12月2日。その2年後の1613年10月28日に使節船が出帆し、その400年後の今年2013年10月に修復が完成する。h.イマジンの冨山さんの「ザ・蜩砦(その・ヒグラシとりで)」Bungalow Utility Space キャンプ場完成も10月で、双方を盛大にお祝いしたいし、石巻にはどうしても訪ねてみたいところもあるので、またAreareaライブツアーが組めたらいいと思っている。

というのも、石巻は震災直後の一週間手書きの壁新聞を発行し続け、ワシントンにあるニュースとジャーナリズムの博物館「ニュージアム」にその6枚が保存され、地方新聞の原点と言われた「石巻日日新聞」があり、さらに88歳の平塚俊夫さん一家の渡波印刷が63年間発行している「牡鹿新聞」があるところ。しかも大森団地の夏祭りに来てくれた獅子舞の保存会も渡波印刷の近くのはずだ。石巻市無形民俗文化財で400年以上の歴史があるという渡波獅子風流塾(わたのはししふりじゅく)などを、次回はじっくり訪ねてみたい。