2013年9月15日日曜日

Take Notes | photographな一日

saku sakuで世話になっているデザイナーで、写真家でもある川名マッキー氏が教える「趣味の写塾」に参加した。今回は伊勢佐木町の裏通りにあるお気に入りの 空間・nitehi worksで「アート空間を撮る」と題した企画だし、一度撮影の実技をきちんとプロに習いたいと思っていたから、大器ではないが晩成で晩学な TakeNotes。facebook|Likes:39 Comments:5 Note|Likes:39 Comments:3 Share:1

実は45年前、ユージン・スミスやロバート・キャパに憧れ、ライフ写真講座の本を15冊も購入して勉強したことがある。しかし次第にカメラの興味は16㍉カメラに移り、河田町のテレビ局に出入りするようになり、ついには、横浜で完全にヤクザなテレビ屋になってしまった。

62 歳を過ぎて、まさに60の手習い。ヤクザな商売からは足を洗ったので、この際初心に戻ってきちんとスチールに向き合おうと思い、facebookのイベン トページに参加表明したら「福島俊彦さんは趣味の写塾に参加する予定です」と友達のニュースフィードに出たのだろう、浅草で準優勝したサンバチームのアプ リアーラから、SOHO運営会社の社長、吉田町の占い師、外国人プロデューサーの秘書、コンサートプロモーターの社長、企画制作会社の代表にプロシンガー や、古巣のスイッチャーと元部下にまでいいね!を押されてしまった。


これは一体みんな何を期待してるのだろう。余生を好きな写真で過ごしなさいよとあたたかくエールを送ってくれていると信じたいが、便利な記録屋が腕を磨け ばますます便利に使えると思ってのことかもしれぬ。まぁ、いいや。下手な写真で無理やり「味がありますねぇ」なんて言われるより、少しはマシな写真を撮れ る方がいいに決まっている。…で、がんばった結果がこれである。

自分のカバー写真にちょうどいい横浜っぽい画が撮れたは、自然な表情をとらえる名人のマッキー先生にプロフィール写真にピッタシの写真を撮ってもらえたは で、大収穫の日だった。nitehi worksは築50年近い旧日専連・横浜専門店会のビルをリノベーションしたスペース。金融機関であったため大きな金庫があり、その扉に「廣武製」と入っ たエンブレム、横濱の文字がいい。そしてこの3階のガランとしたイベントスペースで椅子に座った人物の撮り方も教えてもらい、私のEOS Kissでマッキー先生に直に撮ってもらったのがプロフィール写真。大事に使わせてもらいます。
<プロフィール写真変更しました>のお知らせにはいいね!を 284、コメントを 93ももらってしまった。プロフィール変更のお知らせとしては 12年10月の98、6月の80を大きく上回り、投稿のいいね!の最高記録 13年3月の「津波伝承館プレスプレビュー」の151も軽く上回っている。コメント数でも 12年5月の「tvk離岸」を伝えた際の89(いいね!は145)を少し上回った。それにしてもすごい数字だ、現在友達が775人だから3人に1人以上がいいね!を押してくれ、さらにそのうち返事があるから60強がコメントしてくれたことになる。本当にありがたい。
(お知らせの説明文)実は初めて一人のところを、川名マッキーさんに撮ってもらいました。11年1月にfbをスタートして以来、cookieやkinakoやジェンクスさんと一緒のプロフィール写真だったのが、やっと独り立ちできたのかな。でも、私の右側が空いていますね。

2013年9月11日水曜日

Take Notes | バーチャル伝承館への第一歩

きょうはとびきりうれしいことがあった。さいとう製菓旧本社の取り壊し前の360度映像が急遽制作できることになったから。しかもプロカメラマンが無料で撮影から後処理まで引き受けてくれるという、まさにプロボノ。奇しくも各紙が気仙沼の第18共徳丸解体開始を報じた日に、感謝感激雨霰でTakeNotes。facebook|Likes:86 Comments:1 Note|Likes:42 Comments:6 Share:1
それは、山下洋輔さんのマネージャーだった岩神六平さんのfacebookの投稿から始まった。山下さんを撮り続けているプロカメラマンの内田巧さんが、360度映像の仕事もされていて、日比谷野外音楽堂90周年の360度映像を岩神さんが紹介していた。単なる魚眼の全方位写真ではなく、カメラを回転させながら撮影したものをつなぎあわせて1枚の写真にし、ボタン操作で上下左右動かして見ることができるインタラクティブな360度映像だ。野音のステージ尖端に立って、ステージと観客席はもちろん、足許には「祝!90周年」の文字、上を見あげると屋根がギリギリかかっているところまでよく分かる。(写真をクリックするとウエア写真制作所のサイトに飛びます)
ライブ収録に何度も行っていたので、はじめは懐かしさいっぱいで眺めていたが、ステージから約10mの屋根を見上げて、旧本社はこの高さ近くまで津波が来たんだと思った瞬間、「あっ、これだ。取り壊し前の旧本社を360度映像で撮っておけば、8.5mまで達したことも、従業員全員が避難した前方の丘も説明できる」と思いついた。そこで早速、岩神さんを通じて内田さんにコンタクトしたら、メールを出してわずか1時間後には「無料で撮影に行って360度映像に加工する」との返事(「第18共徳丸のニュースがあったので出来るだけ早く伝えたかった」とまで言ってもらった)。何ということだろう! 津波伝承館の意義をすぐに理解してもらって、瞬時に支援の申し出をしてもらえるなんて。

さいとう製菓旧本社は、かさ上げと区画整理にともない解体される順番待ちの状況なのだが、齊藤館長に調べてもらったら、解体は11月とのこと。そこで内田さんには早速、来週16、17日にも撮影してもらうことになった。本当にありがたいことだ。最近ではiPhoneに装着して簡単に撮れるGoPano micro(¥8,800)まである360度映像だが、やはり5000年先まで語り継ぐためには、高解像度の映像できちんとアーカイブしておくべきだ。本当に内田さん、岩神さんには感謝の念に堪えない。
(被災翌日のさいとう製菓旧本社と到達水位の看板は齊藤賢治津波伝承館館長撮影) 

不勉強だった。大震災直前にはじまったMSN産経フォトは、360度ビューの定点観測などで月間2000万アクセスにも上り、気仙沼の共徳丸も解体開始直前の9/6が同地点6回目、震災関連261本目の記事になっている。南三陸町の防災対策庁舎や陸前高田の一本松などをはじめ、先日行った石巻のサン・ファン 号まで、貴重な定点観測記録だと思う。ネット時代の新聞社の姿の一つで、フォトジャーナリズムの新しい形のような気がする。図らずも Tsuyoshi Satoさんの投稿で知った。ありがたい。
 http://photo.sankei.jp.msn.com/panorama/daishinsai2011

2013年9月8日日曜日

カナガワミュージックサミット、残念途中で中止に

小田原、海老名、都筑、三浦、町田、厚木、川崎、横浜のバンドが象の鼻パークに集合したカナガワミュージックサミット。予報はギリギリもちそうだが、スパークリングトワイライトもあるんだよね。天気もがんばれ。facebook|Likes:69 Comments:8
残念ながら17時すぎに風雨が強くなり、あと3バンドを残して中止になってしまった。出演者や応援団、アークシップのスタッフ、お疲れさまでした。

2013年9月5日木曜日

Take Notes | kinako13歳の夏

し、しまった。石巻・大船渡行きと帰ってきての編集にかまけてたら、kinako13歳の誕生月を忘れて、すっかり9月になっていた。大船渡湾口で のAreareaとライブ映像を加えた「未来へ」のビデオクリップ改訂版リリースのお知らせとあわせて、ゴメン、kinakoでTakeNotes。
facebook|Likes:50 Comments:14 Share:1 Note|Likes:22 Comments:8 YouTubeはこちら… http://youtu.be/y0g6LCBVaW8
大船渡三陸自動車道・碁石海岸ICの出入口に東海新報の本社があり、その横を上った市営墓地のさらに上に、昭和17年と18年生まれの大船渡中学校の卒業生たちが建てた秘密基地「壽限無亭」がある。津波伝承館の齊藤館長が毎朝、定点観測しているところのすぐ上だ。ビデオクリップの冒頭に使用したのがここからの館長の写真で、今回はその場所でAreareaを撮りたいとお願いした。店として営業してはいないので、大船渡市の中でも知る人ぞ知る存在だが、ふるまってもらった流しそうめんにツアーメンバーも欣喜雀躍。オルガンなのにピアノの音がするのはご愛嬌。

さてkinakoだが、40年前にできたおよそ千戸のわが白山分譲地の中で、最後に残った30区画の売り出しは消費増税の模様眺めなのかもしれない、そんな両サイドに空き地のある唯一の道で、帰りたがらず頑固さが増してきたきのうのkinako。福島第一原発から3㌔付近で彷徨いていたのをUKC JAPANの細康徳代表に救出されたのが11歳近くで、あれから2年と少し経ったこの8月で13歳になっている。年齢換算方法の一つ(最初の1年で18歳 になり、そのあとは1年に4歳ずつ歳をとる計算)によると66歳だから、ついに私を追い抜いたことになる(大型犬だと96歳という計算方法もあるが、 kinakoの場合、雌で小さいから中型犬で計算・8月何日かは前の飼い主から残念ながら聞けていない)。 
きょうは私の部屋特別入室許可だが大イビキ

最初のうちは「猫をかぶった犬」で、それはそれは素敵におとなしいレディだった。匂い嗅ぎをほとんどせず、必ず私の左側を歩き、ちゃんとスピードを合わせ てくれるので、厳しく躾けられたのはすぐにわかった。ここまでになるのはゴールデンとはいえかなりの努力が必要で、前の飼い主の苦労が容易に想像つく。と ころが、である。最近は散歩で行く方向も自分で決めたがり、匂い嗅ぎも少しするようになり、かなりの頑固ババァになってきた。最初のうちはがれきのようなものがあるところを嫌がっているからだろうと思っていたが、どこへ行っても家の方向がバレてしまい、まだ帰りたくないときは、ガンとして帰る方向に行かな いのである。


それはまるで私の歳を追い越したのがわかっているかのようにだ。おまけにこっちは無職、家長の座から転落の恐れすら感じる…というのは雌だからないにしても、この猛暑も、被曝の影響も全く感じさせない元気なバァさんなのだ。だが、先代を16歳直前で亡くしたことを考えると、あと3、4年くらいになってしまったのも現実だ。頼りない私の掌の上で(少々重いけど)、精いっぱい生きてほしい。 
   先代のcookieと20年前に行きはじめたズーラシア隣接の公園予定地にある「創造と森の声」の作品(作者・作品名不明)のところで