2011年4月2日土曜日

首都圏のスポット的な被災地・浦安

投開票事務を拒否した浦安市にびっくりした方も多いでしょう。神奈川、東京では選挙どころじゃないという切実感が申し訳ありませんがありません。そこに首都圏でスポット的な被災地となった浦安市に住むテレビ東京の渡辺さんから、浦安がどんな状況だったかがわかるメールをもらいました。

「泥砂の噴出、地面の隆起、断水、都市ガスの寸断」だけでも大変なのに、一番困ったことは「当初千葉県から被害地認定されなかったためか計画停電が実施され、何時間も並んで手に入れた重い水を高層マンションに運ぶのにエレベーターが止まってしまたこと」だそうです。「浦安では震災自体では死者はなかったので、この未曾有の災害の報道として扱われないのは仕方がないとも思いますが、千葉県の被災地認定などの遅れは、何とかな...らなかったのかと思います」とも。

また、「J:COMの地域チャンネルのお知らせ文も、わざわざPCで探しに行かなくても見られる貴重な情報源でした。人々は、メールやツイッターなどで情報交換し、より空いた給水所や遠くても入れたいだけ水をくめる浄水場などに移っていきました」というのは、いざというときにわれわれがまずやるべきことを示唆しています。

「"計画停電の詳しい情報は東京電力のHPで"というコメントは一番ヒドイと思いました。東京電力からテキストデータで出してもらい、データ放送にUPすることはできなかったのでしょうか?」とあり、3/13夜からtvkで徹底的に実施した特番やデータ放送などは本当にやれてよかったと思います。手前味噌ですが、下記のデータを載せるにあたり、毎回発表される約5000(今は約3400)地点の変更箇所や、データ量軽減のため同じ町名を1~5丁目などのようにまとめるノウハウが蓄積できたのも財産になりました。報道、クロスメディア、技術、編成現場に感謝です。浦安にもエール。
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