実はこの文章、字幕用に1分強のインタビューを書き起こしたテキストを使っている。テロップ化されたテキストを、ネット用にも使ってfbに出す。昔から一人でコツコツやっているのが楽しい人間だったが、今回も撮影からテキスト化にビデオ編集、果ては傍らでチラシ出力という、家内制手工業のデパートみたいな生活で、まさに至福の時である。
ただ、古くはビデオジャーナリストの危険性として独善が指摘されていたように、こういう報道以外の作業ですら、他人の目を通さない危険性を孕んでいる。出演者の言いたいニュアンスを曲げて伝えてしまう恐れから、小さくはテロップミスまで。ただ、いまは本当に便利になったもので、書き出したファイルが仮に数ギガあっても、無料の大容量ファイル置き場にアップロードしておけば、離れている関係者がほぼリアルタイムでチェックできるのだから、心がけ一つである程度の危険性は回避できるというもの。さて、今回の仕上がりはどうなるだろう。2分強の単なるCMにはしたくないので、ビデオクリップ的要素もちりばめてみるつもりだ。津波伝承館 に善意で協力してくれているとはいえ、相手はプロの俳優だ。それなりの工夫で納得してもらわなければならない。来週前半にやりとりするビデオの完成度を上 げておくために、金土日曜日と飲み会が続くし、早めに追い込んでおかなければ。こうやっている間にチラシの片面が200枚刷れた。さぁ、編集に戻るとしよう。