2013年8月31日土曜日

残念、サウーヂ準優勝

三連覇のかかった浅草サンバカーニバル、残念ながらわがサウーヂは準優勝でした。「サウーヂはお金 がダイスキ! いのちみじかし、つかえやお金!」というコンセプトは「宵越しの金は持たねぇ」という江戸っ子の心をくすぐったと思ったんだけどなぁ。みんな野毛で飲んで るだろうが、お疲れさんでした、picasaのアルバムでも見て涙してくださいfacebook|Likes:61 Comments:10
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2013年8月29日木曜日

TakeNotes | 意外な爪痕


石巻〜大船渡の素材を整理し終えて、Areareaのビデオクリップのレンダリング待ちをしながら、サン・ファン・バウティスタ号のことを調べ始めたら止まらなくなり、編集そっちのけで意外な爪痕をTakeNotes。 
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Areareaの石巻でのライブに同行した際の宿泊先に隣接した通称サン・ファン館、正式にはサン・ファン・バウティスタ号という400年前に伊達政宗が送った慶長遣欧使節の復元船のあるテーマパーク。あの津波には何とか耐えたものの、1カ月半後の暴風雨でフォアマストが根本から、メインマストも 1/3が折れてしまったという。現在、ようやくフォアマストが立ちあがり、10月の式典に向けて最後のメインマストの修復に取りかかっているところだ。宿のすぐ横には折れたマストが無造作に山積みされていた。地元の方には申し訳ないが、サン・ファン館を知らないわれわれには意外な爪痕と感じた。
それにしても年数に因縁を感じる。慶長三陸地震が東日本大震災の400年前の1611年12月2日。その2年後の1613年10月28日に使節船が出帆し、その400年後の今年2013年10月に修復が完成する。h.イマジンの冨山さんの「ザ・蜩砦(その・ヒグラシとりで)」Bungalow Utility Space キャンプ場完成も10月で、双方を盛大にお祝いしたいし、石巻にはどうしても訪ねてみたいところもあるので、またAreareaライブツアーが組めたらいいと思っている。

というのも、石巻は震災直後の一週間手書きの壁新聞を発行し続け、ワシントンにあるニュースとジャーナリズムの博物館「ニュージアム」にその6枚が保存され、地方新聞の原点と言われた「石巻日日新聞」があり、さらに88歳の平塚俊夫さん一家の渡波印刷が63年間発行している「牡鹿新聞」があるところ。しかも大森団地の夏祭りに来てくれた獅子舞の保存会も渡波印刷の近くのはずだ。石巻市無形民俗文化財で400年以上の歴史があるという渡波獅子風流塾(わたのはししふりじゅく)などを、次回はじっくり訪ねてみたい。

2013年8月28日水曜日

祭りはやはり画になる

やっと3日間撮りまくった素材の整理が終了。Areareaが出演した石巻の大森団地夏祭りで、渡波獅子を最年少で踊っていた小若はホントに画になる。
それにしてもこのツアーはよく笑ったし、みんないい笑顔をしている。やはり関西人集団だからかな。facebook|Likes:60 Comments:6

2013年8月26日月曜日

陸前高田の蜩砦

h.イマジンの冨山さんの次のプロジェクト・蜩砦(ひぐらしとりで)を見学。初代h.イマジンが大船渡で火災に遭い、木造の陸前高田市役所を改造した二代目が3カ月で津波に流され、ケセラセラ精神でふんばった三代目を今月末に閉めるため、きのうAreareaのライブを開催。午前中にバンガローを建設中の二代目跡地に寄ったところ。新装「ザ・蜩砦 Bungalow Utility Space Camp」は10月オープン予定。 facebook|Likes:77 Comments:10 Share:2

2013年8月17日土曜日

Take Notes | atelier GERDAは冊子印刷も承って〼。

あしたの「2013年第2回イマヨコNAVIツアー」は、山崎洋子さんと行くホテルニューグランド見学と特別講演なので、ちょっとツアータイトルロゴや、わずか8頁立てだが冊子編集にもこだわってみた。中面の出力を待ちながらのTakeNotes。facebook|Likes:34  Note|Likes:24 Comments:9

そもそも、山崎洋子さん著「横浜の時を旅する」の協力者リストにも載っている市井勇人さんがイマヨコNAVIのメンバーであり、みんな一度はニューグランドを探検したい、と思っていたので今年2回目のツアーはあっさり決まった。参加者はメンバー内の告知だけですぐ定員になってしまったほどの人気だ。市井さん経由で、一番迷惑のかからない土日をホテル側に出してもらったのがあす18日。やはり暦を見ると、仏滅の次に結婚式にはよくないとされる赤口だ。とは言え、山崎さんを入れて24人の団体さんがコンシェルジュの方に案内されて、ホテル内を1時間以上うろつき回ることになる。

その後、人形の家に移って落ち着いて山崎さんの話を聴こうという企画。山崎さんとじっくり開港当時の話をしたいと思っていたので、ブッキングと資料づくりを買って出た。おそらくプロジェクターを使って話すより、参加者の手許に写真などがあって話す方が話しやすいだろうと、打合せの時に自宅にある資料のコピーを持参。その中から1859年の御開港横浜之全図などを使い、そのほか2、3の資料をこちらで集め、あとは山崎さんが用意した7枚の写真を使うことになった。

最初は、開港130周年や150周年で発行された立派な図説のコピーを何枚か配る程度でいいかと思っていたが、こうして素材がそろってみると、やはり小冊子 にしたくなる。表紙も自分で撮ったニューグランドのAD1927のレリーフや正面の階段の写真を使いたい、本編はあくまで山崎さん指定の参考写真だが、 ちょっとタイトルロゴなどで遊びたい、豆知識的なものも書きたい、と欲が深まってご覧のようなA5版中とじ8頁の小冊子になった次第。ちなみにロゴのひらがなは「imagine YOKOHAMA」を使用している。

今回、私がニューグランドで確かめたいのは、「日本の269色」のノートに も書いた「ニューグランド・ブルーは何色か?」である。高貴なロイヤルブルーに近いのだろうが、日本名の何色になるのか。また、「ホテル、ニューグランド の読点の意味は?」もこの際ぜひ知りたいと思い、予めコンシェルジュや広報に相談しておいた。また、人形の家で山崎さんの話を聴く縁もあるのでグランドホ テルとの関係を含め、表4(裏表紙)に雑学メモ的な欄をつくってそこに説明した。

さてさて、仕上がりにはちょっと自信はあるが、あしたの参加者と、何より山崎さんの感想が楽しみだ。こうして書いているうちに25冊の中面も刷り上がった。さぁ、あとは丁合して中とじホッチキスだ。

2013年8月16日金曜日

「h.イマジン」出航記念 Arearea Live

先月末、「Jazz Cafe 『h.イマジン(Ⅲ)』(借店舗)諸事情により今月(8月)末で一旦休業します!」のお知らせに驚かれた方は、きっと多いはず。諸事情を尋ねるより、何とか8月中にうかがいたいと思っていたところに、24日に石巻に行っているAreareaの二人が大船渡にまわれることになり、それならと冨山さんの何度目かの門出を祝って、急遽25日にライブを決定した次第。大船渡津波伝承館のテーマ曲「未来へ」をはじめ、Areareaの数々の名曲を、名残惜しいh.イマジンで楽しもう。facebook|Likes:58 Comments:4 Share:21
店主の冨山勝敏さんは、もう4代目復活に向けて動き出している。HPには…
★初代Jazz Cafe『h.イマジン』:碁石海岸2010.2.11火災焼失!
★2代目:陸前高田2011.3.11大津波流失!
★3代目:大船渡2012.3.11借店舗復活!⇒2013.9.30諸事情退散!
★4代目復活計画の前に! 津波流失跡地〒029-2205陸前高田市高田町本丸29-2で

 『ザ・蜩砦(ヒグラシとりで)』バンガローユーティリティースペースキャンプ場計画
 10月オープンに向け推進中! 
とある。これからもみんなで応援しなければ。

2013年8月12日月曜日

Take Notes | バーチャル伝承館を検討しましょうか

日曜日に見学ツアーに行くホテル、ニューグランド独特の「ニューグランド・ブルー」の調べものをしていたら、ロイヤル・ブルー〜ロイヤル・コペンハーゲンへと興味が広がり、ついにバーチャルなロイヤル・コペンハーゲン・ミュージアムに行き着いてしまった。世の中、暑天なお盆休みで、夜は猛烈な雷雨に見舞われたけど、一服の清涼剤的eミュージアムを紹介するTakeNotes。
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ロイヤル・コペンハーゲンのブルーは、ロイヤル・ブルーかコバルト・ブルーかという単純な疑問で、公式HPに行ったのがキッカケで、そんな疑問を忘れさせる時間をもらえた。ただ、3DCGの読み込みに入口でまず3分くらい待たされたり、それぞれの展示の詳細をクリックするたびに入口ほどではないが、いちいち待たされるのは玉にキズ。

エントランス・ロビーには、CEOの挨拶や沿革とミュージアムの見取り図が用意されていて、常設展をクリックすると3Dで隣のGALLERYⅠへ移動する。まず目を引くのが1919年のロイヤル・ブルーのゴールデン・イーグル。各作品は上下左右に角度を変えて見られる ようになっている。展示室Ⅱでひときわ目立つのが1963年のブルー・フィッシュ。展示室Ⅲでは最高傑作と言われる1911年の宝石箱兼用の置物など、そして、1908年から100年以上続くイヤー・プレートの展示室へとつながる。最後は内装もシックなミュージアム・ショップで、当然、オンライン・ショップだ。

それぞれの展示自体や説明ボード、展示室の表示など、センスを感じさせるものばかり。しかも海辺のガラス貼りで天井がない建屋の設定も清々しい。3本の波線がトレードマークで、240年近く前のデンマーク王室御用達の製陶所だが、このeミュージアムのセンスに脱帽。仮オープンはしたものの、まだ本オープンには時間がかかりそうな大船渡津波伝承館は、3Dとまではいかなくてもバーチャル伝承館を検討するのもいい。初歩的なCGでも、見よう見真似でチャレンジ してみたくなった。
ロイヤル・コペンハーゲン・ミュージアムはこちら…
http://royalcopenhagenmuseum.jp/


2013年8月6日火曜日

Take Notes | 瑠璃色は瑠璃色か?

 
Areareaの「未来へ」のビデオクリップを編集していて、「瑠璃の海が続く彼方」という歌詞にぶつかって日本の色の名前と色の調節に俄然興味がわき、 『日本の269色-JIS規格「物体色の色名」』という本を手に入れた。すべてのものの本質が空であるなんて悟ったわけではないが、きょうは色即是空な TakeNotes。facebook|Likes:34 Comments:10 Note|Likes:25 Comments:4 ノートはこちら…
https://www.facebook.com/notes/福島-俊彦/瑠璃色は瑠璃色か/500005560075099
 

この本によると「人間は700万とか800万の色を見分ける眼と脳を持っている」と言われているそうだ。しかしその すべてに名前がついているわけではないので、日常のコミュニケーションに「色のボキャブラリー」を増やすことが必要だとあり、2001年に日本色彩学会が 改正したJIS規格ベースの269色を説明した、色合わせ作業にも便利な文庫本だ。

テレビ屋でも比較的印刷物発注にはうるさい方だったので、DICナンバーの色見本を持っていたり、最近ではDTPの真似事もやっているのでCMYK(シア ン・マゼンタ・イエロー・ブラック)のパーセント指定などは多少理解できる。さらにFinalCutProXでビデオ編集していても、同じ色の字幕にした い場合などに6桁のカラーコードを使うという知恵もついた。
 

しかし、問題は「見た目」だ。いまはブラウン管の受像機ほど苦労しないが、液 晶でもMacとWinの発色の違いは明らかだし、家庭用のプリンタにいたっては、その日の気分と思われるくらい刷り上がりが違ってくる。今回瑠璃色に触発 されて、atelier GERDAの名刺も瑠璃色で刷ろうなんて無謀なことを考えたら、刷り上がりを予測して原稿データから変えておくという面倒くさいことになってしまった。要 は、カラーコードなどの数値はあくまで参考値であって、最後は「見た目」という人間の感覚で調整するしかないという当然の結論。

かくしてビデオクリップに使った齊藤賢治津波伝承館館長の写真にある見事な大船渡湾の海は、カラーコレクターで少しは瑠璃色に近づけられたと思う し、ちょっと見た目は違うが瑠璃色の名刺もできあがった。8月18日にはホテルニューグランドツアーをイマヨコNAVIで企画しているが、「ニューグラン ドブルー」が日本名の何色に近いか、この本を持って行って調べられるのも楽しみだ。(一番下の写真は便利なサイト上のカラーコード表 http://homepage3.nifty.com/mezala/pc/jiscolor/jiscolor.html

それにしても、自分が瑠璃色と信じているものは本当に瑠璃色なんだろうか。形あるもの、色のあるものすべてが実は勘違いだったりして。いやいや、まだまだ煩悩だらけの私としては、すべてのものが空であるなんて悟れず、やはりちょっと怪しいが瑠璃色は瑠璃色なのだ。