facebook|Likes:50 Share:1 YouTubeはこちら… http://youtu.be/y0g6LCBVaW8
大船渡三陸自動車道・碁石海岸ICの出入口に東海新報の本社があり、その横を上った市営墓地のさらに上に、昭和17年と18年生まれの大船渡中学校の卒業生たちが建てた秘密基地「壽限無亭」がある。津波伝承館の齊藤館長が毎朝、定点観測しているところのすぐ上だ。ビデオクリップの冒頭に使用したのがここからの館長の写真で、今回はその場所でAreareaを撮りたいとお願いした。店として営業してはいないので、大船渡市の中でも知る人ぞ知る存在だが、ふるまってもらった流しそうめんにツアーメンバーも欣喜雀躍。オルガンなのにピアノの音がするのはご愛嬌。
さてkinakoだが、40年前にできたおよそ千戸のわが白山分譲地の中で、最後に残った30区画の売り出しは消費増税の模様眺めなのかもしれない、そんな両サイドに空き地のある唯一の道で、帰りたがらず頑固さが増してきたきのうのkinako。福島第一原発から3㌔付近で彷徨いていたのをUKC JAPANの細康徳代表に救出されたのが11歳近くで、あれから2年と少し経ったこの8月で13歳になっている。年齢換算方法の一つ(最初の1年で18歳 になり、そのあとは1年に4歳ずつ歳をとる計算)によると66歳だから、ついに私を追い抜いたことになる(大型犬だと96歳という計算方法もあるが、 kinakoの場合、雌で小さいから中型犬で計算・8月何日かは前の飼い主から残念ながら聞けていない)。
きょうは私の部屋特別入室許可だが大イビキ |
最初のうちは「猫をかぶった犬」で、それはそれは素敵におとなしいレディだった。匂い嗅ぎをほとんどせず、必ず私の左側を歩き、ちゃんとスピードを合わせ てくれるので、厳しく躾けられたのはすぐにわかった。ここまでになるのはゴールデンとはいえかなりの努力が必要で、前の飼い主の苦労が容易に想像つく。と ころが、である。最近は散歩で行く方向も自分で決めたがり、匂い嗅ぎも少しするようになり、かなりの頑固ババァになってきた。最初のうちはがれきのようなものがあるところを嫌がっているからだろうと思っていたが、どこへ行っても家の方向がバレてしまい、まだ帰りたくないときは、ガンとして帰る方向に行かな いのである。
それはまるで私の歳を追い越したのがわかっているかのようにだ。おまけにこっちは無職、家長の座から転落の恐れすら感じる…というのは雌だからないにしても、この猛暑も、被曝の影響も全く感じさせない元気なバァさんなのだ。だが、先代を16歳直前で亡くしたことを考えると、あと3、4年くらいになってしまったのも現実だ。頼りない私の掌の上で(少々重いけど)、精いっぱい生きてほしい。
先代のcookieと20年前に行きはじめたズーラシア隣接の公園予定地にある「創造と森の声」の作品(作者・作品名不明)のところで