2014年4月25日金曜日

吾輩の猫に倣って

東京朝日新聞「こころ」の連載の横に「ネコの死亡通知」が紹介されていた。あの「猫」だ。自家製の死亡通知をつくったとあるので、ネットで弟子の野上豊一郎に送ったはがき画像を探し出し、kinakoのお知らせにしてみた。今度漱石公園の猫塚を訪ねてみよう(究極のヒマネタで申し訳ない!)。facebook|Likes:52 Comments:11
    辱知猫儀久々病氣の処、         辱知犬儀久々病氣の処、
    療養不相叶、昨夜いつの間にか      療養不相叶、過日三月五日
    裏の物置のヘッツイの上にて逝去致候。  リヴィングルウムにて逝去致候。
    埋葬の儀は車屋をたのみ蜜柑箱へ入れて  埋葬の儀は福島県から前飼主
    裏の庭先にて執行仕候。         高野一家来たりて執行仕候。
    但主人「三四郎」執筆中         但主人ちぐさ圓盤映像編集中
    につき御會葬には及び不申候。      につき御會葬には及び不申候。
             九月十四日  以上        四月二十五日  以上


それにしても「辱知猫」の書き出しがいい。そもそも「その人と知り合いであることをへりくだっていう語」なので、漱石は、猫と知り合いであったことを光栄に思っていて、へりくだって「私が光栄にも知り合いであった猫」という意味になるという。知らなかった。「辱知(じょくち)=(知を辱(かたじけな)くする意)その人と知合いであることの謙譲語。辱交。『先生とは─の間柄です』(『広辞苑』第6版)」